ファイバー事業部について

クラフトマンスピリットを旨とし、皆様にご満足頂けるモノ作りを致します。

1824年(文政7年)に遡り、柳行李商として創業。その後、鞄メーカーへと変遷し、1944年(昭和19年)にファイバー加工部門を分社・独立し、北但ファイバー工業所を設立。同時期、ファイバー製品の製造に着手し、戦時中には旧日本軍の物資を搬送するファイバー製トランクケースの供給を担いました。その長きに渡る年月の中、物流機器の総合メーカーとして今日に至るまで、創業以来のクラフトマンの精神を旨とし、ファイバーを主体とした数多くの製品をつくり続けて参りました。HOKUTANは現存するファイバー加工メーカーとしては最も歴史が古く、我々の製品にはファイバーボードを知り抜いた技が生かされているのです。

事業案内

各種収納ケース 企画・製作
企業様向けの輸送・保管・収納など物流関連機器となるボックス・トランクケース類の企画・開発・生産に取り組んでいます。

かばんの企画・製造。OEM
スーツケース・メイクボックス・アタッシュケースなど一般向けファッション関連などの企画、開発 OEMの製造を行っています。

理念

志―時代が変わっても、変わらないものを求め続ける
激しく変化する時代の中で、惑わせることなく長年の経験・技術をフルに活かした真実のモノ作りを目指しています。

材―こだわり続けた素材は、環境を重視したリサイクル素材
ファイバーボードは再生パルプを原料としたエコ素材。耐久性、耐摩耗性、絶縁性などに優れ、その感触は気持ちの奥にあるやさしい感覚を呼び起こします

保証―末長く愛用していただきたいからこそ
HOKUTANは、細心の注意を払って製品づくりをしていますが、万一適切な範囲内でのご使用でなんらかの不具合が生じた場合は無償で修理させて頂きます。(保証書ご登録の方)LINE(10年)その他ブランド(3年)
また、その他修理は期限は特に設定しておりません。別途お気軽にご相談ください。

ファイバーとは

「ファイバー」は間伐材のパルプや古紙などを原料とし、耐久性・磨耗製・絶縁性などに優れ、その質感はどこか懐かしさを感じさせてくれます。この素材を使ったファイバートランクは、大正末期から開発が始まり、昭和3年頃、初代遠藤嘉吉郎の援助のもと商品化に成功しました。当社は現存するファイバー加工メーカーとして最も歴史が深く、この素材を知り尽くした技術が、今も生きています。

当社で扱うファイバー素材は「バルカナイズド・ファイバー」と「パスコ」の2種類です。
「バルカナイズド・ファイバー」は、高純度のパルプ繊維原紙を幾重にも積層・一体処理した硬質繊維ボードで、過去には軍需で活用されるなど高い耐久性を誇る素材です。
「パスコ」は、木材パルプを溶解したのち高い圧力でプレスし繊維密度を高めた素材で、バルカナイズド・ファイバーに比べて加工しやすく軽量であることが特徴です。
どちらも間伐材のパルプや古紙などを原料とし、耐久性・磨耗製・絶縁性などに優れ、その質感はどこか懐かしさを感じさせてくれます。
私たちは激しく変化する時代の中で、惑わされることなく伝統を守るための革新を続け、長年の経験と技術を最大限に生かしたモノづくりに邁進します。